ごあいさつ

ムンフバット村長留学生として岩手大学の学生であった私は、大学卒業後、モンゴルに帰って仕事をしようと思っていました。
その思いを変えたのは2011年の東日本大震災。『沿岸の被災した人たちが体育館に避難している。モンゴルのゲルは2時間あれば建てられる。体育館の脇に建てられれば被災した人たちの役に立てる』。被災地にゲルを建てたいという思いが強くなりました。

沿岸部では建設場所がなく、ゲルを設置することはできませんでした。そんな時、ご縁があり滝沢市にゲルを設置することが実現しました。滝沢市の岩手山麓に広がるロケーションは、大草原の国モンゴルと雰囲気が似ています。このような場所にモンゴル村を設置できたことはとても幸せなことと感じています。

ゲルの室内には、3~4台のベッドが置かれ、家族で宿泊することができます。日本・世界どこでも家が大きくなり、家族が小さくなっています。この小さな空間の中に家族で泊まってもらうことで、家族の距離を縮め、もう一度、家族というものを感じ、改めて家族の絆が深まることと思います。

そして、モンゴルという国に、こういう文化で暮らしている民族がいることを多くの人に知ってもらえれば幸いです。

2013年5月

滝沢モンゴル村 村長 ラオグジャブ・ムンフバット


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